2011年5月:心のおむすび
災害ボランティアとして、海岸地区にあるお宅を訪ねたときのこと。
あたりは砂ぼこりが舞い、瓦礫の山が連なる異様な光景が広がっていた。
しばらくそのお宅で泥出し作業をし、昼の休憩に入ったとき、
住人から思いがけずおむすびの差し入れをいただいた。
津波で自宅が住めない状況に陥っているにもかかわらず、
笑顔でおにぎりを振る舞うその姿に、胸を打たれた。
いろんな思いが詰まったそのおむすびの味は、
他に例えようのない忘れられないものとなった。
佐藤 学(
仙台讃歌募集
「心に残るあたたかな手」を募集します。
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